海人の町 糸満
糸満海人 いにしえの技と味。
その昔、沖縄の漁師の代名詞であった糸満海人(いとまんうみんちゅ)。
月の満ち欠けで潮を読み、小型の木造舟サバニを操って豪快な追い込み網漁アギヤーを展開するその姿は、海の勇者を意味する「海ヤカラ」として讃えられてきました。
彼らの獲物を売りさばくのは、妻である糸満アンマーの仕事。
冷蔵庫のない時代、豊富な海幸を無駄なく活かす智慧と工夫から、鮮魚をすり身にして油で揚げる、沖縄の揚げかまぼこが誕生しました。
糸満海人蒲鉾は、今なお独特の風土が残る海人のまちで、地元の人々に愛され続けている味自慢の逸品です。
その昔、沖縄の漁師の代名詞であった糸満海人(いとまんうみんちゅ)。
月の満ち欠けで潮を読み、小型の木造舟サバニを操って豪快な追い込み網漁アギヤーを展開するその姿は、海の勇者を意味する「海ヤカラ」として讃えられてきました。
彼らの獲物を売りさばくのは、妻である糸満アンマーの仕事。
冷蔵庫のない時代、豊富な海幸を無駄なく活かす智慧と工夫から、鮮魚をすり身にして油で揚げる、沖縄の揚げかまぼこが誕生しました。
糸満海人蒲鉾は、今なお独特の風土が残る海人のまちで、地元の人々に愛され続けている味自慢の逸品です。
「海人のまち 糸満が生んだ海の匠」
ミーカガン
“糸満のエジソン”こと玉城保太郎が明治17年に発明
ユートゥイ
船底に溜まった垢(海水)を汲み出す漁具
沖縄本島最南端に位置する糸満は、古くから「海人のまち」として知られています。現在でも「糸満ハーレー」など旧暦による伝統行事が行われ、ゆったりした時間が流れているこのまちは、水中メガネの原型といわれるミーカガンなど、世界に誇る数々の「海の匠」を生み出してきました。
また、働き者の糸満アンマー(沖縄の言葉で「お母さん」という意味)は、海人の獲物を売り歩いて家計を支え、大漁時の鮮魚を活かす智慧と工夫から、沖縄独特の揚げかまぼこが誕生しました。
◎糸満ハーレー
旧暦5月4日に開催される勇壮な糸満海人の祭り。
爬龍船によるレースが行われる。
◎糸満アンマー
たくましい女性たちが鮮魚を引き取り、頭の上に乗せて
那覇まで売り歩いて家計を支えた。
◎ンスエー
小魚や刺身の切れ端に旬の野菜を加えた酢みそ和え。
糸満の人たちは魚の美味しい食べ方を熟知している。
「海人」は、糸満市商工会の登録商標です